長谷川成一編『北奥地域史の新地平』…込み4000円◎長谷川成一編『北奥地域史の新地平』◎売価…4000円(税込、送料含む) ●専門書・研究書(日本近世史) ●岩田書院(2014年3月刊) ●A5判・348頁・上製本・カバー装 ●定価…7900円+税 ○解題…弘前大学で長年に渡って教鞭を執り、青森県の歴史研究の発展に多大な貢献を果たした長谷川氏が、教え子たちの論文10編を編集・刊行。拡大・深化をとげた北奥近世史研究をうけ、北方史の研究動向を踏まえつつ、近年注目されているテーマを盛り込む。『津軽藩の基礎的研究』(1984 国書刊行会)、『北奥地域史の研究』(1988 名著出版)の成果をベースに、今後の展望や課題設定につながる清新な論考を収める。北東北の近世史研究者必読の書。美本です。在庫10冊。 ○概要 第Ⅰ部「藩政の展開と北奥地域」(近世前期~中期)…蝦夷地絵図、藩境争論、城郭修補、南部領造船 ・市毛幹幸「十七世紀後半の日本北辺情報を伝える古地図について―『津軽一統志』巻第一〇収載「松前之図」をめぐって―」 ・本田伸「近世北奥の藩領域―南部・津軽境と「烏帽子山争論」の発生」 ・小石川透「弘前藩における城郭修補申請の基礎的考察」 ・石山晃子「近世南部領における造船技術力と廻船建造」 第Ⅱ部「北奥地域の転換と民衆」(近世後期~維新期)…災害対応、鉱山と殖産興業、津軽の平田国学、南部の平田国学、地方招魂事業、斗南藩支配 ・白石睦弥「寛保津波の被害と北方諸藩の災害対応」 ・土谷紘子「文化・文政期の大葛金山と殖産興業―養蚕実施を中心として―」 ・藤原義天恩「平田門人と主体性の問題について―鶴舎有節と『かがなべ』日記を題材にして―」 ・中川和明「平田塾と地方国学の展開―盛岡藩を例に―」 ・蔦谷大輔「維新期における地方招魂事業の計画とその展開―弘前藩の招魂事業を中心に―」 ・坂本寿夫「明治三年・四年青森県南部地域の行政実態について―主に五戸通を中心として―」 |